2018/08/18 10:42

はじめまして!necobit(ねこびっと)です!


小学生の頃からコンピューターミュージックに親しみ、

(当初は、黒い画面に緑の文字しか表示されないパソコンで、数値入力だけで音楽を作っていくものでした…)

DTMによる効果音やBGMなどのサウンド制作と

アミューズメント施設やイベント演出向けの音楽/音声と連動したロボット機械制御などの


音楽制作事業を生業としてきた私たちが、

BASEにショップを開店して

まず最初に販売するものが(ちょっと説明の難しい)電子制御基板である。


…という、


necobit(ねこびっと)電子 Electronic Control Products

開店することになった大きなきっかけ

Maker Faire Tokyo 2018(メイカーフェア東京 2018)への出展についてお話しします。



音楽を作る仕事をするうちにだんだんと湧き上がってきた

「電子工作をして楽器をつくってみたい!」

もともと、子どもの頃からパソコンをいじっているくらいですから

電子工作やプログラミングにも、興味はありました。


しかし、試作してもうまくいかない…

本やネットで勉強してもそもそも書いてあることが理解しきれない…。

思い描いたものを自分で開発して作り出すなんて

とても辿り着けそうにありませんでした。


そんな折に出会ったArduino(アルドゥイーノ)

近年登場した入門者向けのマイコンボード Arduino


初心者が、とっかかりでついていけず挫折しがちなハードルが

みごとにクリアしやすく用意されていて


次から次へとステップをこなして、

電子回路とプログラミングの2つの知識を

どんどんつけていけるようになったのです!

そうして…

思いついたものを作っているうちに、仕事に役立つものが出来た。

コチラのnecobit.comブログ記事は2015年のものなのですが

すでにMIDI THRU BOXとかPWMとか電圧制御とか、

当ショップ販売品に大いに関係する単語が出てきています。


音楽制作事業と並行して携わってきた

イベント・店舗や施設などのアミューズメント演出の仕事は、

演出で使われる音楽/ナレーションなどの音声に

人形やロボット機械の動きを合わせます。


音楽・機械・照明など、通常は

それぞれ独自の規格で、別々の機材でコントロールするものですが

これらを、

MIDI規格でぜんぶまとめて一元管理できる制御基板に!

大きな施設のイベント演出でも、

なんとノートパソコン一台に

DAWソフト(MIDIシーケンサー)があれば、まとめて制御管理できてしまう


だけでなく!


タイミングや動きの稼働範囲は、

MIDIデータを入力・編集してすることでプログラミングされるので

機械知識が無い人でも、

すぐに覚えやすいDTMの知識だけで演出が組めるようになります。


こういったものが今までまったく無かったわけではありません。

しかし

・高価であること

・企業向けの機材で個人にはほとんど認知されていない

・自社開発した企業が技術を抱え込んでしまう

…など

今までその存在が広まることはありませんでした。


それを自分の手で作って出せたことに(実は)ちょっと興奮しております。


そして、

2016年・2017年と見学する側だけだった

技術とものづくりのお祭りイベント Maker Faire Tokyo 2018 へ

自作品の展示販売そのものが初体験。

とにかく見てもらうには楽しんでもらおうと

制御基板を展示するだけにとどまらず、


MIDIメカニカルシステムと名付けた

この制御基板を使って

自作した、念願の!電子工作楽器!

MIDI自動演奏グロッケン+太鼓叩きのキャットボットを

デモ機として展示しました。


おもちゃの鉄琴のキラキラした音色、猫ロボ型の見た目は

電子工作にあまり興味のない方や子どもたちにも大人気!


さらに嬉しいことには

ものづくり業界に携わるプロの方々から

このMIDIメカニカルシステム制御基板を用いて

ソレノイドをMIDI制御する使い方に、

たくさんの関心と好評をいただきました!

(当日の様子も入ったMaker Faire Tokyo 2018出展記録は、コチラからご覧いただけます)


会場での販売もさることながら、「制御基板を通販で」というお声も多く

はじめての出展が、BASE出店へつながった

…という次第です。


新たな制御基板の開発も進めていきながら

ちょっと面白いネタ系電子工作品なども出していきたいと思います。


necobit(ねこびっと)電子を、どうぞよろしくお願いします!